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ARABIA FINLAND クロッカス ティーカップ&ソーサー

Posted on 2013年3月6日 | No Comments

アラビア(Arabia)のクロッカス(Krokus)シリーズから、ティーカップ&ソーサー。
2012年5月にオークションで購入しました。


ARABIA FINLAND KROKUS Tea Cups with Saucers
Esteri Tomula Design 1978-1979


ARABIA FINLAND KROKUS Tea Cups with Saucers 4

クロッカスと雪割草が描かれた、とても美しいデザイン!!
1978年から1979年の2年間しか製造されなかったため、希少性の高いシリーズ。
世界中で評価が高く、入手が難しいアイテムの一つだ。


アラビア(ARABIA)は、フィンランドのヘルシンキにおいて、1873年に創業設立された。
設立当初は、スウェーデンの陶器メーカーであるロールストランド(Rorstrand)の傘下だったが、1916年に独立。
デザイン性の高いテーブルウェアにより、北欧を代表する陶器メーカーに成長した。
しかし1990年に、フィンランドのハックマン(Hackman)によって買収された。
2003年に、ハックマン・グループは、イッタラ(Iittala)と改称する。
アラビアの陶器ブランドは、イッタラ・グループの傘下として、現在も製造を継続している。
ちなみに、イッタラ・グループは、2007年からフィスカース(Fiskars Corporation)に所有されている。


どうして、フィンランドの陶器メーカーなのに、「アラビア」という名前なのか?
僕は最初、中東の陶器メーカーだと思っていた。
トルコやモロッコなどイスラーム文化圏には、美しいボタニカル柄(アラベスク)の絵付け陶器が多いよね。

フィンランド陶器の「アラビア」という名前は、ヘルシンキのアラビア地区(Arabianranta)に由来しているらしい。
最初の陶器工場が、アラビア地区のトウコラ(Toukola)に建造され、現在も操業を続けている。
今日のアラビア地区には、ヘルシンキ芸術デザイン大学もあり、フィンランドのデザイン産業の中心となっている。

ARABIA FINLAND KROKUS Tea Cups with Saucers 3

細長い葉に青い花は、クロッカス。
丸い葉に白い花は、雪割草だと思う。
どちらも早春に咲き、春を告げる花だね!

このクロッカスシリーズは、Esteri Tomula(エステリ・トムラ)によるデザイン。
エステリ・トムラは、1920年にフィンランドのヘルシンキで生まれた女性デザイナーだ。
1947年から1984年までの約40年間、アラビアのプロダクトデザインを手がけた。
クロッカス、フローラ(Flora)、パストラリ(Pastoraali)、ヴァルム(Valmu)、ボタニカ(Botanica)など、多数の人気シリーズを生み出した。
フィンランドの植物をモチーフとした、繊細な装飾デザインが特徴だと思う。
1998年没。

ARABIA FINLAND KROKUS Tea Cups with Saucers 2

バックスタンプは、「ARABIA FINLAND, Krokus, DISHWASHER-PROOF」と押印されている。

クロッカスシリーズが製造された1970年には、アメリカの一般家庭で食器洗い機が使われていたから、輸出向けに英語で「食器洗い機対応」と押印しているのだと思う。
ソーサーのバックスタンプが薄れているのは、食器洗い機の使用によるダメージかもしれないね。

クロッカスシリーズのシェイプは、Peter Winquist(ペテル・ウィンクヴィスト)が手がけている。

ARABIA FINLAND KROKUS Tea Cups with Saucers

ホワイトの素体に、青と緑のわずか2色しか使われていないのだが、とても色彩豊かに感じる。
春の訪れを感じさせてくれる、さわやかで美しいデザインだよね!

ツヤのある美品で、とても良好なコンディション。
このように、2セットも手にすることが出来て、とても幸運だった。
製造年数が短いクロッカスシリーズは、なかなかお目にかかれないレアアイテムだが、時間をかけて集めていきたい。



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